hy_cam’s blog

気まぐれのブログ

パスポートは命の次に大事 pt.2

では実際にわたしがどう日本に帰ってきたのか経験談とともに説明します。

 

海外でパスポートを失くした場合、
2つの選択があります。
1つ目は日本大使館で新しいパスポートを申請
2つ目は帰国のための渡航書を申請

わたしは滞在期間が17日間で時間が無かったので、後者を選びました。

帰国のための渡航書ってなんぞや
って思うと思いますが、
まあ簡単に言うと仮のパスポート
日本に帰国するためだけのパスポート(1回きり)
これを申請してゲットするためにはマニラにある日本大使館(Japan Embassy)とフィリピン入国管理局(Immigration)に行く必要がありました。

まず今回は自分で紛失をしたので
保険適用外
→ココ大事
わたしが入っていた海外保険では盗難やスリなら保険は効きますが、自分で犯してしまった場合は1円も出ませんでした。

日本大使館がある首都のマニラに行く飛行機代、マニラでの交通費、食事代、申請料etc
自費でした
(しかもフィリピン人のチューターに付いてきてもらったため×2)

でも正直日本に帰れるならなんぼでも払います!って思ってたので費用なんて関係なかったです。
愛のためならいくらでも払うって人いるじゃないですか。
わたしの場合は'帰国のためならいくらでも払います'でした。

書類関係は全部大学がしてくれたので、どういう過程があったのかはわたしもよくわからないのですが、
帰国のための渡航書に必要だったのは
1. 渡航書発給申請書
2. 紛失一般旅券等届書
3. 戸籍謄本
4. 警察発行の紛失証明書
5. 証明写真
6. 帰国航空券
7. 出生証明書
当時未成年だったので
8. 親権者の写真および署名付き証明書
9. 子供(わたし)の成長過程がわかる写真
(参照元 フィリピン日本大使館のHP)


とにかく多い。そして親、親戚、大学に迷惑かけまくりです。
戸籍謄本なんて、わたしは祖父母の家に戸籍置いてたので祖父母にも市役所に行ってもらいました…
そしてここで両親の機械オンチが発揮されてしまい…
コピーでも大丈夫な書類をPCでデータとして送ればフィリピンに即届くのですが、母それができず。
結局書類を日本から郵便でフィリピンに送ってもらいました。

母、初の国際郵便。
ワクワクして送ったそうです。こちとらマニラに行く日に間に合うかヒヤヒヤしてたのに。

日本で書類関係をしてもらっている間わたしは紛失届を貰いに警察に行きました。

初海外の警察。
フィリピンの警察官のみなさん、
とても優しかったです。
👮‍♂️: You cannot go back to Japan because you don’t have your passport.
👮‍♀️: Oh, I’m sorry. You have to stay in Philippines.
👮‍♂️: You have to find a husband here to live a whole life. There are a lot of handsome boys in Philippines!
ミー: Nooo! I don’t want to do that! but I’m curious haha
とか
待ち時間に冗談を言い合いながら会話を楽しんでました。
そんな面白ジョークを言ってた警官達でしたが、腰にはちゃんと銃がありました。
海外の警察官と英語で会話するなんて滅多にないので良い経験でした。

そして無事書類がマニラ出発の前日に届き…
当日朝4時くらいに出発して飛行機でマニラに向かいました。✈️

マニラ。
治安悪すぎ
イロイロという治安がフィリピンの中でも良い都市にステイしていたので、フィリピンの現実を見たって感じがしました。

まず、空港でタクシーをつかまえれない。
タクシー乗り場があったのですが、そこには警察官が何人もいました。
理由は違法(メーターを付けていないなど)のタクシーか大丈夫なタクシーを一回一回分けてたから。
それくらい違法タクシーが沢山来てて、中々乗れない。いや、乗らせてくれない…
タクシーに乗るのに1時間は待ちました笑)

とにかくわたし達は1日で全ての手続きを済ませようとしていたので、時間がない!
急いでまずは日本大使館で書類提出。
通常は申請して渡航書を貰うのに1日はかかると言われたのですが、無理をお願いしたらなんとか短時間でして下さりました。
感謝感謝です。

そして渡航書を手に入国管理局へ

 

が、向かっている時のタクシーで

ぼったくられました。

 

同じ場所グルグルしてない?ってフィリピン人のチューターが言ってて(わたしは寝てたから正直本当かわからなかった)
ついにチューターが早く向かってよ!って激怒したら、運転手もキレて、結局通常より多くの運賃を払うことに…
同じフィリピン人でもハメられるらしいです。それくらいイロイロの人達はマニラに行きたくないんだよって言ってました。

色々ありましたが、無事に入国管理局へ
ここでの経験がフィリピンでの1番の思い出です笑)
まず入ったらいろんな人種、宗教の人がいたんです。目の前にはシスター達がいて、横にはターバン巻いてる人がいて、大きなバックパックを抱えている人もいて…
わたしはワクワクして仕方がなかったです。

入国管理局では、わたしが'ちゃんと合法で入国してますよ。この日に帰りますよ'っていう証明のスタンプを押すことが目的でした。
しかし!
ここでも時間がかかる…

でもチューターが声をかけた担当の方がとても良い方で…
(わたしにとったら神に近い存在)

チューターがタガログ語で事情を説明したら、'いいよ。今から行ってくるから。待ってな'(雰囲気そんな感じで言ってた)
とどこかに行き…
普通なら何時間もかかるところを2時間くらいで済ませてくれました。

なぜなら、、、
その後に💰を渡したから(小声)
初、わいろ
悪いことをしてるのになぜかワクワクした笑)

そんなこんなで無事スタンプも押してもらい、イロイロに帰ってきました。
1日で勉強以上のあるものを学べた1日でした。

 

帰国時は何度か

ちょっと待ってって足止めされたり、事情聴取的なこともされましたが

無事予定通りの飛行機に乗って帰ってきました。

 


今だから笑えて話せてますが、
実際沢山の人に迷惑をかけてることや、せっかくの勉強の時間を減らしてしまったこと等で
ものすごい反省してましたし、何やってるんやろって自分をすごい責めてました。
勉強に集中しなさいって言われてても、正直できませんでした。
それくらいパスポートはもう失くしたくない。
それくらいパスポートを失くしたら大変。
体力的にも金銭的にも精神的にも。

 

わたしのパスポート紛失事件で助けてくれた皆さん、本当にありがとうございました。


それからはもう学んだので、海外に行った時は常にパスポートがあるかチェックするようにしてます。
ポーチに入れる事もやめて、首からぶら下げてるタイプに戻して服の中に入れてます。
重さでちゃんとあるかないかがわかるからね。

最後に、
皆さんも海外に行った時はパスポートは必ず肌身離さずに身につけてて下さい。
(留学の場合は別だと思うけど)
あと、重要か?って思われるパスポートのコピーを用意することも大事。

わたしはコピーを2枚スーツケースとカバンに別にして入れてました。
なので、パスポートが失くなった時のIDチェックでは全部コピーを見せてました。
空港に入る際、大使館に入る際、イミグレに入る際…全てにIDチェックがありました。
外国から来た人にとってパスポートがIDになります。
たとえ日本の免許証、学生証を持っていてもなんの証明にもなりません。
でもコピーだけでも持っていたら証明になります。(フィリピンでは)
なので、
パスポートのコピーを必ず2枚は持っていく事!
そして別々のカバンに入れる事!

皆さんにはわたしみたいな経験をしてほしくないです。
海外に行った時は気をつけてください。

パスポートは命の次に大事
これほんとだから。